7月2日(日)、千葉県支部が主催「さしま茶2番茶バス研修」を行い、21名の方がご参加くださいました。
バスを利用し、さしま茶の製造者三箇所と中山茶顛翁の紀功碑及び境町歴史民俗資料館を効率的に見学することができました。
茨城県西部に位置する猿島地方(境町、坂東市、古河市、常総市、八千代町)で栽培される「さしま茶」。茨城県でもっとも多く生産されており、その歴史は江戸時代初期に遡ります。古くから海外に輸出されていた日本茶としても有名です。この地域では自園自製自販の生産者が多く、各生産者のこだわりを活かした、丁寧なお茶作りが根付いています。今回の研修で参加者が一番印象深く感じたのは、活気溢れるさしま茶農家さんの心意気でした。
【参加者の声】
「前日まで雨でしたので、予定していた飯田園での稼働している工場は見学できませんでしたが、機械の説明をゆっくり受ける事ができました。幸運にも最後の松田製茶で稼働している工場を拝見できました。今回ご協力いただいた茨城支部の方々は、若い世代で(二十代から三十代)跡を継いでまた次に繋いでいくという心意気を感じました」
(Aさん)
「私もさしま茶農家さんの活気を感じました。農業従事者の高齢化が問題になっている中で若い方々が家庭を持ち、お茶を守り次に繋げていこうとしています。栽培、製茶、販売まで一貫しています。時間に余裕がありましたらホームページをご覧になったらイメージがわくかもしれません」(Bさん)
研修の様子は写真をご覧ください。
①さしま茶の功労者―中山茶顛翁の紀功碑を見学
②境町歴史民俗資料館を見学。野村館長が境町の歴史とさしま茶の話をしてくださいました。
③境町歴史民俗資料館の2階。昔の製茶道具の展示。昔の蒸し器、揉捻機.さしま茶の歴史を感じる一時。
④境町歴史民俗資料館玄関口にて集合写真
⑤茶園訪問1 飯田園。製茶工場を見学。
⑥茶園訪問1 飯田園。茶摘み体験と集合写真
⑦茶園訪問2 お茶の丸太園(マルタ園)
お昼休憩
⑧茶園訪問2 お茶の丸太園(マルタ園) 歴史ある建物や製茶工場、在来種茶畑見学。
⑨茶園訪問3 松田製茶 ブラックアーチ農法についてお話を伺いました。
⑩茶園訪問3 松田製茶 タイミングよく2番茶製造中~
お礼の言葉・・・
朝からずっと同伴して下さった「あらき園」の荒木様、飯田園の飯田様、お茶の丸太園の鈴木様、松田製茶の松田様、そして茨城県支部の支部長と役員の皆様、大変お世話になりました。また、境町歴史民俗資料館館長 野村様、
事前準備と資料作成そして当日の素晴らしい御講義に、心から感謝致します。
さしま茶と歴史を堪能する一日でした。
ありがとうございました。
(ご案内)
次回の千葉支部研修は10月8日に、千葉産のお茶についての講習を予定しています。
詳細決まりましたらご案内いたしますので、是非ご参加ください!