第2回研修会「食の安全と向き合う 食品分析現場から伝える食の裏側」

  311()千葉支部総会後、一般社団法人農民連食品分析センター所長、八田純人氏をお招きし、食の安全についてのお話を伺いました。八田氏は、2000年中国産冷凍ほうれん草の残留農薬問題を発見し 、食品衛生法改訂のきっかけをつくった方で、著書に「遺伝子組み換えナタネ汚染」(共著 、緑風出版)がございます。

 

「食の安全」というテーマから固い内容かなと思いきや、人気テレビ番組『芸能人格付け番付』を思わせるような手作りのA,Bの正解札を使った非常に楽しく学べる内容でした。なかでもペットボトル日本茶と、急須で淹れた日本茶を飲み、どちらが急須で淹れた日本茶でしょうか。というクイズでは一同、日本茶アドバイザー・インストラクターの威信にかけ、おおいに盛り上がりました。またペットボトルの成分結果や急須と比べた場合、メーカーや銘柄別の成分表なども興味深い内容でした。

 

講座後は八田氏を囲み、昼食をとりながらお話しを伺い、参加された方たちからも多くの質問や感想をいただきました。その中で、日本茶は私たちが口にする食品の1部であるということを改めて感じたという感想を述べられた方もいらっしゃいました。

重いテーマを楽しみながら伝えていただき、考えるきっかけをいただいた八田先生に感謝申し上げます。